RAILWAYS

映画『RAILWAYS』を観て来ました。
主役は滝島徹(三浦友和)、妻の佐和子(余貴美子)。
心に沁みる、いい映画でした。

10月に富山県に行って来たので、すごく親近感がありました。
方言の「・・・・がや」といった言葉を聞くと、懐かしく思い出され、富山県の情景が目に浮かびました。
霞でよく見えなかった立山連峰も、映画の中では、すばらしい雪景色の立山連峰となって現れたのです。

電車「レッドアロー号」に憧れて、運転手になった若者、そして定年を迎える滝島徹。
不器用な夫(滝島徹)は、妻に離婚届を突きつけられる。
どうして、そうなったかは映画をご覧ください。

映画の後半で、桜の花が映し出される・・・・。
桜の花は、遠い過去を呼び戻してくれる。
思い出の詰まった桜を見ると、自分も感情移入して過去を振り返ってしまった。
定年の日、多くの人が見送ってくれた。

そして、佐和子が待っていた・・・・。

ぎすぎすした世の中、人の優しさ、温かさ・・・。
不器用な男が無言で渡す贈り物。

ちなみに、余貴美子は『おくりびと』、『孤高のメス』、『ちゅらさん』とそれぞれ、いい味を出していた。
正月休みには、三浦友和の『相性』を読んでみることにしよう。