フェルメール

平成22年8月のこと。
羽田空港から大分空港への飛行中、目前のシートに挟んである『翼の王国』を手にした。「フェルメールの旅」(福岡伸一)という記事が載っていた。

夜の懇談会の時、隣席の大分県立芸術短期大学学長の中山欽吾さんとお話をしていると、中山先生がフェルメールの研究者であることを知った。偶然だった。
「真珠の耳飾りの少女」は特に有名な作品なので、私も知っていた。
2004年5月27日に映画『真珠の耳飾の少女』を観にいっている。家の壁にもコピーが飾ってある。

その後、2011年4月4日NHKBSプレミアムで篠山紀信さんがカメラを駆使して実像に迫った番組があった。
そんな事が頭の片隅に残っていたところへ、図書館で『フェルメール光の王国』(福岡伸一)を見つけた。
光の芸術家は、どこに光を当てれば作品がより引き立つか知っている。それは神がかりのような気がする。

政治もどこに光を当てればよいか、よ~く考えてほしいものだ。