卒業式の歌

卒業式の祝辞に、こんな話があった。
「卒業という出口は未来への入り口でもある。」

なるほど、
ドラエモンの「どこでもドア」のようなもの・・・・。
しかし、この扉は過去には戻れない。
未来にだけ進む入り口。
それゆえ、過去の学生時代を切なく、懐かしく思うもの。
自分たちは、未来に向かって生きていかなければならない。
そんな決意の日だと感じた。

ところで、卒業式の歌といえば、どんな歌を思い出しますか?

『蛍の光』、『仰げば尊し』、『旅立ちの日』。
または、『大地讃頌』、『巣立ちの歌』。
それとも、『YELL』(いきものがかり)、『桜』(こぶくろ)。

私は、『野に咲く花のように』が懐かしい。
なぜならば、子供の卒業式に出席できなかったので、
夜の祝賀会だけ参加した。

お母さん達が歌った歌は、『野に咲く花のように』。
爽やかな歌声に、思わず感動してしまった。

「野に咲く花のように 風に吹かれて
 ・・・・・・
 時にはつらい人生も 雨のちくもりで 
 また晴れる・・・・」

もうすぐ春。
野道には、たくましい小さな花が、風に吹かれて咲き始める。