学天即

秋も深まり、鮮やかな色彩が山を染める。
枯れ葉の中に、どんぐりころころ。

さて、先日のNHK新人演芸大賞演芸部門大賞を受賞したのは、
「学天即」というコンビ。
変わった名前だと思い、興味を抱いた。
名前の由来は、「學天則」から生まれたようだ。
「學天則」とは1928年(昭和3年)昭和天皇即位を記念して作られた東洋初のロボットの名前。高さ3.5m、幅3.0m。
レプリカが大阪市立科学館に展示されている。
制作したのは、なんとロボット工学の専門家でなく生物学者。

学天則とは、宇宙・自然の法則に学ぶという意味も含まれているようだ。
コンビの一人、四条君の書き間違えがきっかけという。

このロボット制作者の名前は、西村真琴。
ちなみに、西村真琴の次男は西村晃。どこかで聞いた名前?
なんと、水戸黄門さまではないか。
水戸黄門といえば、主題歌の『あゝ人生に涙あり』を思い出す。
 人生 楽ありゃ 苦もあるさ
  涙の あとには 虹もある・・・・

ところで、この曲、『どんぐりころころ』に合うという。
 どんぐり ころころ どんぶりこ
  おいけに はまって さあたいへん・・・

「学天即」へ
どんぐりの背比べなんて言われないよう、飛躍を願う。
 人生 楽ありゃ 苦もあるさ
 涙の あとには 虹もある

               (写真提供:志賀正義さん)