心の旅

春になると鳥たちの活動も活発になる。
「目に青葉 山ホトトギス初鰹」
桜が咲いたと思ったら、もうすぐ5月。
季節の移ろいは早いものだ。

「み吉野の象山(きさやま)の際(ま)の木末(こぬれ)には 
   ここだもさわぐ 鳥の声かも」  (山部赤人)

「吉野の象山、山中の木々の梢では、あたり一面に鳴き騒ぐ鳥の声の何とにぎやかなことか」。

ところで、『花子とアン』の主人公、村岡花子は『赤毛のアン』の翻訳者。
赤毛のアンの故郷は、カナダのプリンスエドワード島のキャベンティッシュ。
柔らかな丘陸地帯や「林檎の木」、「輝く湖水」、「赤土の道」と、実に自然が美しい。
ピーターラビットの故郷、イギリスの湖水地方も行きたい場所の一つだが、
プリンスエドワード島も、ぜひ訪ねてみたい場所。

志賀さんから送られてきた1枚の写真。
飛び立つ飛行機が赤い夕日に染まるワンショット。
実にきれいだ。

この飛行機に乗って、私の心はキャベンティッシュへ・・・・。

おまけ
安野光雅がイギリスを旅しながらスケッチした「パースの近くの村」。
後世に伝えたい生活や伝統を感じたという。