見えるもの見えぬもの

地面から、にゅ~とのびて紫の花を咲かせているのは、

「コルチカム(別名イヌサフラン)」。

葉もつけず、花だけを咲かせることから、「裸の貴婦人」とも言われている。

 

「私には葉っぱが見えます。見えない者は馬鹿ですよ!」。

なんて言っても、誰も信じませんよね。

 

ところが、アンデルセンの童話「裸の王様」の中で大人たちは、保身のために見えないものを見えると言ってしまう。

 

見えないものが見えるのは、金子みすずの「星とたんぽぽ」。

   ・・・・・・

   昼のお星はめにみえぬ

   みえぬけれども

   あるんだよ

   ・・・・・・

 

夜になれば、きれいな星々が輝き始める。

そんな夜に、

ホイットニ・ヒューストンの

「I WILL ALWAYS LOVE YOU」を聴くと、気分は最高!

こんなに思いきり歌われたら・・・、

「青く輝く星まで届いてしまえ~!」

かぐや姫にも聴かせてあげたいと思ってしまう。

 

ちなみに、青い花は「ブルースター」。

西洋では男子の誕生日を祝うときにラッキーカラーとして贈られるそうな。