岐阜大会2

行きの新幹線、いつものように雑誌『トランヴェール』を手に取る。
荻原 浩の散文を読む。
デビュー作は、97年『オロロ畑でつかまえて』。
サリンジャーの青春小説『ライ麦畑でつかまえて』を思い出してしまう。
2005年には、渡辺 謙が主演の映画にもなった、『明日への記憶』が山本周五郎賞を受賞。

さて、大会は開会式、文部科学省講話、国立天文台の林正彦台長の講演、
そして、各分科会、閉会式。
終わってしまうと、あっという間だった。

帰りの電車、1枚のポスターの言葉が気に入った。
メモをとらなかったので、正確ではないが、

「帰省」 
しばらくぶりに帰省する。 
幼なじみが母になっていた。
私は

『ライ麦畑でつかまえて』の青春時代と、『明日への記憶』の夫婦愛。
宇宙の時間に比べれば、人の一生は、ほんの「ひ・と・と・き」。
でも、そこにはいろいろな思いが詰まっている。

岐阜大会にも、多くの人達のいろいろな思いが詰まっていた。

「帰省」
しばらくぶりに帰省する。
幼なじみがおばあちゃんになっていた。
私は、すっかり白髪(??)になっていた。